東京都で激戦続くホテル業界2017〜2019年動向、台東区と港区の特色鮮明に

ホテル供給動向(2018年)
ホテル供給動向(2018年)

追い風受けるホテル業界

外国人観光客の拡大や2020年の東京オリンピックなど追い風を受けているホテル等宿泊施設業界。
2018年11月には、大手デベロッパー野村不動産グループがホテル事業第一弾となる「NOHGA HOTEL UENO(ノーガホテル上野)」をオープン。また2019年4月には無印良品を手掛ける良品計画の日本初となる「MUJI HOTEL GINZA」がオープン予定となっており、業界全体が盛り上がりを見せている。

そんな中、株式会社マーキュリーが東京23区内のホテル等宿泊施設の供給動向を集計。2017年と2018年を比較し、また2019年に竣工が予定されている物件についてまとめ、データを公表した。

2017年と2018年のホテル等宿泊施設の供給動向

ホテル供給動向(2018年)

2017年と2018年のホテル等宿泊施設の供給動向を比較したもの。

台東区が物件数最多、インバウンド需要拡大の影響

上記図表のとおり、総物件数は2017年の101物件に対し、2018年度は147物件と46物件増加。最も物件数が増えたのは22物件増加した台東区で、2018年全体の26%を占める38物件が供給された。

しかし、合計延床面積75471.22㎡と23区の中では4番目の広さとなり、平均階数も10.03階で8番目の高さ。このことから、台東区はホテル等の宿泊施設としては大きくはない土地に建てられ、小規模ホテルが多いことが分かる。

台東区は浅草上野谷中などを擁し、もともと観光地として人気のあるエリア。近年のインバウンド需要の拡大により外国人観光客の増加が目立つ。台東区は行政としても外国人観光客の誘致に力を入れており、今後も観光地としての発展が期待されている

合計延床面積が最も広い港区

一方、2017年から2018年にかけて合計延床面積が最も増えた地域は港区だ。特に延べ床面積が大きかったのが2018年に田町駅東口で東京ガス・三井不動産・三菱地所が進めていたプロジェクト「msb Tamachi(ムスブ田町)」のホテル棟、「ブルマン東京田町」で148,607㎡だ。

2019年に竣工が予定されている物件一覧

ホテル供給動向(2018年)

2019年に竣工が予定されている物件

上記は2019年に竣工が予定されている物件一覧。物件数が一番多かったのは2018年に引き続き台東区となった。

合計延床面積が大きかった地域は港区で、特に延床面積が大きかったのは積水ハウスが開発し、シンガポールに本社があるフレイザーズ社が運営として参画する地上24階建ての高級サービスアパートメント「フレイザースイート赤坂東京」の14,991.1㎡だった。

2019年「MUJI HOTEL GINZA」「変なホテル浅草」開業に期待
2019年は、前述した「MUJI HOTEL GINZA」や、H.I.S.ホテルホールディングスが手掛ける「変なホテル浅草(仮)」といった異業種から参入してきたホテルも続々と開業予定。2020年開催の東京オリンピックに向けて、ますます盛り上がりを見せるホテル業界。引き続き注目を集めそうだ。

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